ROE(return on equity)とは…
ある企業が株主資本をいかに効率的に使って収益を上げたかを示す指標のことで、株主資本の運用効率を示す代表的な指標です。日本では株主資本利益率と呼ばれていましたが、2006年5月の会社法制定と、これに前後する会計基準の改正において、株主資本と自己資本が異なる値として明確に定義され、自己資本利益率という呼称になっている。

海外投資家が日本株に参入してきた際に、銘柄を購入するのに最も重要視する指標であることから、日本でもROEが重要視されるようになりました。海外投資家は高ROEを好み、高ROEを推移している企業の株主構成比率は海外投資家が占めている場合も多いようです。

ROEの計算式は、(当期純利益÷純資産)×100でパーセンテージで表します。
純利益が多ければROEの指数も上がります。少ない資本から大きな利益を上げることができれば、ROEもそれだけ高くなるということですね。

ただ、高ROEというだけで判断するのは禁物です。純資産の占める資本割合を確認する必要があります。その中には、自己資本と他人資本(借入金)などがあり、他人資本というのは企業の負債ですので、資本の割合を必ず確認する必要があります。

例えば、純利益20億円で100億円の純資産があるとします。
(20億円÷100億円)×100なのでROEは20%になります。
一見してみれば高ROEであるように見えますが、純資産に負債が90億円あったとしたら、負債が90億円もあるのに純利益が20億円しか出せていない会社ということになります。これでは高ROE=優良企業とは言えません。そういったケースを踏まえ、直近のROEだけではなく、数年から数十年のROEの推移の確認をすることで、信頼度の高い企業が見つけられるのではないでしょうか。